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Rune guitar

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ギターリペアと日々のコト・・・

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 ようやくCurionのブロンドフィニッシュが出来上がったよ。僕の工房は修理がメインなので製作は後回しになりがちだ。プロトからの手直しなんかもあったからずいぶん時間かかったけど、その分納得いく物が出来たと思う。型も作りなおしたから次からは作るの楽だな。

 目指したのは音楽を奏でる道具として、和音がキレイな事、壊れにくい事、使いやすい事、便利な事。一方切り捨てたのは、音楽を奏でる道具として無駄な装飾。オカネモッタイナイヨ。

 詳しい仕様についてはHPをご参照くだされ。runeguitar.comだよ。ウチのサイト字、多いからブログはこのへんで....。

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by rune-guitar | 2010-01-19 01:58 | guitar repair
 古いマーチンのピックガードは塗装の中に塗り込まれている。材質はセルロイドなのかな。よく縮んじゃってスルメ焼いたみたいにめくれあがったのを見かける。

 この時、ボディートップを一緒に持っていってしまい割れを起こす症状が、いわゆる”マーチンクラック”。コイツを直すには一度ピックガードを外す必要がある。割れ口を元の位置にもどす為だ。接着はニカワなので過熱で簡単に剥がれてくれるのだが、一度剥がしたピックガードは再利用出来ないと思った方がいい。表面に塗られたラッカーの収縮も手伝って、反りはほぼ戻らないしサイズも合わなくなってる。

 そういう時によく行うのがピックガード交換。普通は0.5mmの塩ビ板をカットして貼付けるのだが、本来塗り込みであるモデルにプラスティックのピカピカの外観は似合わない。ともすれば安っぽいイメージになってしまう。そんな時はピックガードに塗装をかけてやるのだ。
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 で、今、乾燥中....。


 実際取り付けるとこうなる。
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 塗り込み特有の表面のたわみがわかるだろうか?ボディートップの面がすでに変形してる事と、ピックガードのエッジの形状に起因する独特の雰囲気だ。ただ切り出してベベル処理しただけのピックガードだとすごくアンバランスな感じになるが、こうして手をかけてやるとそれなりの風格を取り戻せる。参考までに本物と比較してみよう。
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作成品

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本物

 この塗装はただクリアラッカーを吹いただけとは違う。色見や灼け(太陽光で見ると判り易い)、エッジ付近の塗料溜まりやスプレー跡なんかも考慮してるのよ、一応。もちろんギター側から型取りして、出来るだけけジャストサイズ(実際にはほんの僅か小さい)に成型し、エッジ形状の特徴なんかも盛り込んでやる。中途半端にやっても意味が無いんでね。 

ん〜、今後の課題は木目の痩せに沿った歪みの再現かな。
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by rune-guitar | 2010-01-19 01:09 | guitar repair