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Rune guitar

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ギターリペアと日々のコト・・・

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 サーキット関連の修理には、機能を追加する或は変更する等のいわゆる”改造”もある。最もポピュラーなのはP.U交換だが、これは元々のP.Uによっては非常に効果のある改造になる。変化も判り易いしね。

 まあ、たまに好みに合う合わないで痛い目を見ることもあるけど、こればっかりはやってみるしかないのだよ。僕らリペアマンも全てのP.Uを知っている訳ではないし、知ってるP.Uだったとしても音を言葉で表現するのはかなり難しい。

 例えば”硬い音”。この音のイメージは人それぞれかなり異なるんじゃないだろうか?。ハイがきつい音、輪郭のハッキリしてる音、アタックの強い音、パンチのある音などなど、どれも似てるようで微妙に違うような・・・・。

 伝えた側と受け取る側が同じ音をイメージ出来るかは、なにかしら他に共有してる物があるかどうかでかなり差が出ると思う。僕はこういう感覚を”波長”と言っている。脳ミソの”波長が近い”とか”波長が似ている”とかね。


 しかし、もっと地味な改造の場合、パーツの選択を任されてしまう事もある。ポットのカーブや抵抗値ならある程度の推奨もあるし、SWなんかも定番的なヤツがある。だが、コンデンサーに至ってはもう無理。変化地味過ぎ!。
 容量はP.Uによってだいたい決まっちゃうから良しとして、問題は種類だ。大抵セラミックかオイルかってトコだが、オイルにも色々あるしそこにヴィンテージとか入って来ちゃうともうお手上げ。
 個人的にはあんまり劇的な効果は無いと思ってるので、巷のウワサで交換してみようかというお客さまには正直にそう話している。判る人は判るらしいんだけどね。

 で、そのコンデンサー。トーンコントロールの他に、ボリュームを絞った時の音のこもりをフォローする為に使われる事がある。これがハイパスフィルターというヤツで、普通はボリュームポットの2番3番端子に股がるように取り付けられている。

 具体的に何をしてるかというと、音の高域成分だけが通る抜け道を作ってるのだ。どのくらいの高域かはコンデンサーの容量で決まる。定番の数値は0.001μF(1000pF 本体に102と表記されてる)で、まあ確かにちょうどよい場合が多い。適当な辺りで効いてるのが手応えとして感じられる。

 しかし、最近ではこの容量をいろいろ変えて自分にとって(そのギターにとって)ちょうど良い値にすることも多くなって来た。さあて厄介だ。ハイパスに使える値はおよそ180pF〜3300pFくらいではなかろうか?。適当な辺りをピックアップしたとしても10個くらいのコンデンサーを試す事になる。加えて、ボリューム0からの立ち上がりをスムーズにする為に固定抵抗も一緒に繋ぐので、こちらの値も決めなければならない。いちいち繋ぎ変えてたらエラい事になる。

 だからこんなのを作ったりする訳さ。

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 サーキットを開ける前にある程度の絞り込みが出来るように、SWで組み合わせを切り替えられるようにした。エフェクターみたいにギターとアンプの間に挟んで使うので、実際のポットの抵抗値が変わってしまうけど、おおよその見当は付く。テーパーの具合もね。

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 結構いろいろ使えるようになってる。ハイパスボリュームにも単独のハイパスコントロールにもなるし、コンデンサーと固定抵抗の組み合わせは...え〜っと..いっぱいある。ポットの抵抗値も一応選べるし、固定抵抗の代わりに可変抵抗を使う事も出来る。もちろんバイパスも出来るで。コンデンサーは4700pFと0.01μFはやめて180pFと1500pFに変える予定。


 有るモンで作ったからすごいポンコツな見てくれだけど、割とよく働く。いつかもっとカッコ良く作りなおしてやろう。


ああ、この前置きの長さが自分でイヤ。消さないけど。
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by rune-guitar | 2013-01-12 01:25 | guitar repair
 大阪で高校2年生バスケットボール部主将の男子生徒が自ら命を絶ってしまった。顧問の教諭からの体罰を苦にしてとの事。とても残念です。親御さんはさぞかしお辛いでしょうね。ご冥福をお祈りします。

 僕にも高校時代、平手打ち程度の体罰らしきものを受けた経験はある。まあ、怒られて然るべき事はしていた訳で、特別理不尽とも思わなかった。ただ、引っぱたかれた時に感じる印象が違う先生がいたのを覚えている。

 何人に引っぱたかれてるのかって話だが、そんなには多くない。が、その中でたった1人、1人だけ、


”あ、コイツ今、オレの事気に食わないからブったな”


 って感じた先生がいた。確かに僕のとった態度はかなり生意気だった。ガム噛んでたからね。今思えば自分の幼さは恥ずかしい限りなのだが、恥ずかしついでに未だにその先生は僕の中で最低の部類に属している。



 そう、その先生は ”叱った” のではなく、単純に ”ムカついたから手が出た” のだ。

 教師も人間、カッとなる事もあるかもしれないが、自分のやった事がまちがってなかったかを検証出来る能力は持ち合わせていて欲しい。中1の息子を持つ親としては切に願う。



 昔、”さよなら小津先生”という田村正和が元エリート会社員の教師という役のドラマがあった。僕の好きな君塚良一氏が脚本を手がけていて、その中の一話(第6話らしい)に印象深いセリフがある。はっきり覚えてないのだが、だいたいこんな感じのやりとり。dvd見る予定の方は読まないでね。


 瀬戸朝香演じる竹刀片手のスパルタっぽい教師の体罰について。彼女曰く、これは躾だと、愛情だと。それに対して小津先生の答えは

”お父さんが君を殴った愛情は本物だろう。だが、君が生徒を殴るのは愛情じゃないよ。感情だよ”

瀬戸朝香が ”生徒は自分の子どもも同然じゃないの?”とかなんとか言うと、

”彼らは私たちを親だとは思ってないよ”


 そう、そうなんだよね。世の中にはこういうチグハグな行き違いとか思い過ごしとか、そんなのがいっぱいある。大人は自分が通って来た道なのにあまりに昔の事で思い出せない。子どもは親に全てを話してくれる訳ではない。訊いても言ってくれない事なんかもあるんだろうな。いつか彼が悩みを抱え込んだ時に自分は気付けるかな。



 その息子は明日から泊まりでスキー教室である。これからの成長を見守るのって神経擦り減るんだろうなあ。ふ〜。
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by Rune-guitar | 2013-01-08 23:35 | いろんな事
 新年あけましておめでとうございます。早いもので、ブログ再開してからまだやっと3回目の更新だというのに、既に2ヶ月が過ぎ年まで越しちゃいました。年々時間の過ぎるのが早く感じられるようになってくるんですね。

 工房の改築が終わって1年ちょっと。計画の時からだともうじき2年になりますが、この2年間が僕の人生の中で一番大変な時のように感じます。精神的にもね。たぶんまだ続くんじゃないかな。
 こういう時こそステップアップの気持ちでいかないと。商売なんていつまでも安定は無いのだから。だからこそ最近になってようやく ”創業ン十年” とか ”老舗” なんて言葉の凄さがわかってきた。続けていく事の大変さよ。まさしく継続はチカラなりである。


 そんなこんなで最近本業の合間にちょっとした家具を作っている。元々はカミサンの店(neiro 〜音色〜 http://www.rr-handmade.com/)の什器とかから始まったのだが、この店はいわゆる自宅ショップというやつで内容的にはリネンの手づくり服とかバッグ、布小物、和食器(益子焼きとか作家ものの器)その他ちょっと洒落た雑貨を扱っている。

 奥様がそういった趣味をお持ちの方とかなら判るかもしれないが、こういったお店って独特の世界観があって、例えるなら壁は白い漆喰であるとか、古い物やシンプルな物、決して派手ではない味のある物が主役なのだ。その中の ”古い物” ってのが僕の中の何かと繋がったようで、ギターでいえばレリック処理的なエイジングを施した棚とか仕切りとかが製品として売られている。

 まあジャンルや趣きは違えど学ぶ所はありそうだったので、このアンティーク風な”シャビー”と称される見てくれの小物家具をチマチマ作っているのである。集中力が切れた時のリセットにちょうど良いのだ。こんなのだよ。

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 ウォールシェルフというそうな。それのウンとちっちゃいのを試しに作ってみた。何の試しかって、バターミルクペイントというこの手のフィニッシュ御用達の専用塗料を試したかった。色合いと質感に説得力のある水性自然塗料だ。

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 こんな風に擦れた感じやクラックを作り、更には過去に幾度か色を塗り替えたような小細工までするのである。結構楽しい。うん。ただ、ちょっとギターに使える技法ではなかったようだが...。

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 こういう金具のエイジングは同じような手でいけるかな。コーナー部分の薄ら汚れた雰囲気はギターにも応用したいかも。



 なんてね。もっと大きいディスプレイ棚も幾つか作ってみたんだけど、メインの仕事の潤滑油にするにはチト無理があるなあ。
 こういう雰囲気の什器が必要な方、よかったら声かけてください。家具のプロではないけどアンティークフィニッシュはもっと手を入れられそう。基本、誰でも出来る技術であるだけに仕上がりの差が出やすい。そこが面白いのだろうね。

とりあえず、本年もよろしくお願いいたします。
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by rune-guitar | 2013-01-03 02:11 | いろんな事