久々に
どっちかというと現実逃避に近い。まぁこのご時世、実際受注数自体はやや少なめになってきたが、内容的には以前にも増してヘヴィーだ。
こんなのとか

こんなのとか

そんなのが多い。かなり多い。いや、貯めこんでしまったからなのだが....。
ちょっと昔話をしよう。
リペアを始めた頃、メインの仕事はお店さんの買い取り中古品をクリーニングして調整する事だった。そのうち少しずつ修理らしい仕事が貰えるようになり、最初はナット交換(お約束?)とかエレキのパーツ交換。
とにかく本数をこなす。食事とトイレと寝る時間以外すべてギターと一緒。月に手掛ける本数は100とか120とかだったっけ?。今、考えるとこれも恐ろしい。でも、この時期に元の職場で付き合いのあったメーカーさんと伝票取り引きをしてもらえるようにもなったのは、パーツの消費がかなり多かったからでもある。
そしてどれくらいしてからか忘れたが、すり合わせやP.U交換等、店頭品ではなくお客様からの預かり品をまかせてもらえるようになった。今でもそうだが、その頃の僕は自分の仕事レベルがどの程度なのか知らないが故、店頭品じゃないとなると一本のギターに随分と時間を費やしていた気がする。どこまでやればOKなのか確信が持てないからいつまでもイジってる。これは仕事が丁寧なのとは違う。仕事が遅いのだ。
それでも何故か内容はだんだん濃くなってきて、木工や塗装がウエイトを占めてくる。リフレットやネック折れ等は既に定番だ。アコースティックではブリッジ作成交換やネックリセット等、まず接着を外すというイヤ〜な作業から入る事も多々ある。当然また接着する訳で、本来塗装前の作業をやる場合も多い。まさに先の2枚の画像。
このブログを読んで下さってる方の中にはリペアマン志望の方もいらっしゃるかもしれない。
一つ言っておきたい。
リペアは体力勝負だ。
集中力?眼力?、精神力?、etc?。 いや〜それも結局は体力だ。技術はやれば付いてくるけど体力は付いてコネ〜ぞ〜。