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Rune guitar

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ギターリペアと日々のコト・・・

Curion New Model

 いきなり訂正。前回の記事で、”今時、円錐指板は当たり前”とか書いてしまったが、改めていろいろなサイトを見てみたら円錐指板である事が売りになっているモデルが結構ありまして...。てコトは未だに円柱指板のネックも多いのかな、なんて思った次第です。

 リフレットの時でも12F以外のRってあんまり調べないんだけど(必要に応じて程度?)、先日手掛けた某メーカーのエレアコのリフレットは見事に円柱指板だったんだよね。やっぱ結構あるのかな。

Curion New Model_c0179274_1627029.jpg


 さて、そんなこんな中、遂にCurionのコンタード(contoured)モデルが完成。HPの方は更新にちょっと時間要るので、先にブログでお披露目しとこう。先行の "Rock" や "Classic" との違いは基本的にボディーだけだ。というかそもそもCurionの各モデルはそれぞれボディー違いなのだ。

 今回のモデルは、外見から想像する通りの音にしてみた。コンセプト的には少しスタジオワークを意識している。よりギタリスト向けというか、音を創り込む上ではあまりスタンダードなラインから外れていない方が仕事が早そう。そんな理由からボディー材にはアルダーを採用した。本当は3ピースを使いたかったんだけど、色見とか木目、重さ等から結局2ピースになってしまった。

 それと、基本以外の部分として、サーキットを少々変更。前2モデルのVolポットはノーマルのCTS 500K Aカーブ。底が平らでトルクの重い方を採用していたが、Newにはトルク軽めのCTSヴィンテージタイプ(いわゆるヘソ付き)500K A を使用している。そして、コイルバランサーポットもBカーブからAカーブに変更した。どちらも意味合いとしては、ライブ主眼からレコーディング思考へとシフトしたつもり。設計当初から迷ってた部分だ。

 そして、なんといってもボディー形状。個人的に60's後期の角張ったテレが好きだったり、ホロー構造の事なんかもあってCurionでは迷わずスクエアエッヂを採用したのだが、今回はプレイヤビリティー重視(&お店からの意見も)という事でラウンドエッヂにコンター加工付きのストラトチックなボディーになった。

Curion New Model_c0179274_16262171.jpg


 それにしても、ボディー材ってやっぱり凄くキャラ変わるね。いやボディーに限らずネックもそうだし、判ってた事だけどそれでもね。こういう違いってなかなか試せないから、みなさんも是非弾き比べてみて下され。って、まだお店様にご案内差し上げてないのだが...。

ひとつ乞う御期待、よろしくお願いしますです。はい。 あ...でも、まだコイツ名無し..。
by rune-guitar | 2010-10-02 16:34 | guitar repair