これからギターを始める人にちょっと役立つかもしれない話 その2
さて、前回の終わりのところでギターの上達に関係するだのしないだの書きましたが、初心者の方に.とっては”どうしたら早く上達するかってのは気になるトコロだよね。
僕らの時代は(30年くらい前?)あまり教材的なものは無かったから、ギター雑誌のスコア見たりラジカセの再生と巻き戻しをガチャガチャやって曲を聴いて覚えたりしました。練習といえばつまりコピーする事。当時、楽譜は見ずに耳でコピーするのがステイタスだった。バンドスコア買えなかったってのもあるけどね。
毎日ラジカセを再生、ガチャッ、巻き戻し、ガチャッ。一日の大半がこれで終わった。あ〜あ、なんて遠回りな。
でも、そのかわりに耳は鍛えられたかも。特にビブラートのニュアンスとか、その人の個性が出るような細かい所って以外と頭に残ってるもんで、だから僕等みたいに昔の人間は音とかが好きなギタリストに似てくる。まさしくコピーだね。
さてさて本題、上達に関係する事の中にギターのセッティングがある。あくまで初心者の方に向けて書いてるので御了承くださいね。ギターってセッティングがあるのだよ。一応、工場出荷時にもセッティングはされているので買った時のままでもいいんだけど、作られたばかりのギターって木製品故に動いちゃうのだ。例えばネックの反りなんかは当たり前に起こる。結果、弦高(弦とフレットまでの距離)が高くなってたりするのだが、それに気付かずに練習してたらそれはやはり遠回りな気がする。
また、中古を購入した場合、購入先によっては前の持ち主のセッティングのままなんて事もあるだろう。それが必ずしも自分にとって良いセッティングとは限らないし、そもそもちゃんとしたセットじゃないかもしれない。もしかしたら今使ってるギターはとんでもなく弾き辛い状態なのかもしれないのだ。
あ、いやいやそんな大変な話ではない。セッティングは本来自分で出来る事だからね。基本的にはネックの調整(ロッド調整ってヤツ)と弦高調整、オクターブ調整の3点。それに加えてエレキならピックアップ高さ調整、トレモロ付きならその辺もやってあげれば一通りかな。
ま、他にもいろいろあるけど重要なのは、今、自分は上手く弾けてるのか、そうで無さそうならそれは何でなのかに気付くコト。もし身に覚えがあったならギターのセッティング状態を調べてみよう。それぞれのチェック方法はウチのサイトでもいいし、ググればいっぱい出てくるからいろんなトコロを見て勉強しよう。
キーワードは ”ギター、調整、方法”なんてのでいい。たぶん一つ見ただけじゃワカンナいだろうけど、そのうち理解出来るから心配ないよ。変にいじっちゃって元に戻せなかったらどうしようとかも考えなくていい。ドライバーや付属の六角レンチ等で動かせる所はイジっていい所なんだから、じゃんじゃんイジろう。気をつけるのはタダ一つ。”ネジを力任せに回さない事”。これは厳守。それと測定用のスケールはあると良い。てか無いと困る。150mmの物でよいのでホームセンターで買っておこう。損は無いよ。
それでは健闘を祈る。これ、立派な上達の近道だよ。