curion
更新がご 無沙汰になってしまった。元々が筆無精なもんで...。
今回はウチのオリジナルギターについて書いてみよう。ホームページは商用という事もあって書き方もある程度意識しているが、コッチではもう少し砕けた話をしよう。
僕がエレキを始めたきっかけは高校の文化祭だが、この時いわゆるハードロックなるものを初めて聴いた。それまではS&Gとかアコギ派だったので、ロックなんて聴いてみようとは思わなかったのだ。
曲は "BURN"。この辺で歳が知れるが、当時リッチーはRAINBOWで、”Difficult To Cure”をリリースしてた。まぁ、彼の音楽出身って事で当然初めてのエレキギターはストラトを選んだ訳だ。でもジェフベックモデルだったけど...。
以来、あの抱えた時のバランスに慣れてしまった事とトレモロユニットのお陰で、ギブソン系は苦手になってしまった。ただ、音についてはシングルコイルはやっぱり難しいんだ。ちゃんと弾けないとメチャクチャしょぼい感じがする。これは歪んでようとクリーンだろうと変わらない。そもそもデリケートなのだ。当時ギター歴1年そこそこの小僧は考えた。なんとかラクしてウマく弾けるようにならんかと。これが僕の改造歴の始まりだ。
まず手始めはP.U。もちろんハムバッカーに。よくパーツショップに通ったもんだ。バーゲンを狙ってネックやボディーにも手を出し、スキャロップしたりザグリ入れたり。でもギターは1本しか無いので、あっち変えこっち変えしてるうちにパーツによる音の足し算引き算が出来るようになった。これは今まさに役立っている。
ウチのオリジナルギターは、僕のこんなバックボーンから設計上の発想を取り入れている。ポイントは
メイプル1ピースネック、音の輪郭がハッキリしてる。ナット幅狭く、厚みあるグリップ。25.25"スケール採用。ストラトよりチョット短いのだ。
マホガニーボディー、南部臭い、東でもましてや西でもない粗野な感じ。ちと重いが。
低出力のハムバッカー、太いけど生っぽさをかき消さない程度の出力。サーキットに仕掛け有り。(詳しくはHP見てね http://www.runeguitar.com/ORG.guitar/curionnewcolor.html)
とまあ、こんな感じ。他にもいろいろ取り入れてるけど今回はこの辺で。狙いは、バランスや使い勝手はストラト風だがフェンダー系ではない音、どっちかというとギブソンのSGとかLP Jrみたいな感じかな。
ブランド名の"CURION"とは珍しいとか骨董品等の意味を持つ"curio"から。