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Rune guitar

runeguitar.exblog.jp

ギターリペアマンの視点から、仕組みやパーツなどにまつわる話しを綴っています。

 前回のご案内に続き、こちらは特価品になりますがCurion2のもう一つのボディーシェイプであるラウンドボディーモデルContoured+のご紹介です。
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 Curionはフェンダーのオリジナルプレシジョンベースやテレキャスターベースをイメージしたオリジナルモデルですが、Contouredはオリジナルプレべに近いデザインになります。抱え心地はやはりこちらの方がしっくりきますね。ストラトとテレの違いに等しいです。6弦側のホーンの位置もストラトに合わせてるので、ストラップで吊った時のバランスもほぼストラトです。スケールが25.25インチとフェンダーより8mmほど短いですが、違和感はありません。

 今回のこの1本は個人的には推しカラーなんですが、う~ん、なぜかなかなか奉公先が決まらず、主に店頭での試奏やオリジナルブースターのテストなどで使用していた個体です。その為通常価格から30%offの¥238,700での販売としました。是非ともご検討ください。 https://runeguitar.cart.fc2.com/ca4/75/p-r-s/

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仕様は前回のRockとやや異なり、ボディーはアルダー。リアピックアップはダンカンAPH-1bとなっています。
APHはパワーはやや控えめですがCurion本来の仕様でもあり、アンプのキャラクターを活かせるサウンドとしてチョイスしたPU。slashの使用で有名でもあります。彼のは少しモディファイされて別の型番APH-2となってますね。

 
Curion2 Contoured+ 特価品のご案内_c0179274_12110665.jpg
そしてオリジナルのブースター回路も搭載してます。ブースター単体としての製品2種 https://runeguitar.cart.fc2.com/ca1/72/p-r-s/ https://runeguitar.cart.fc2.com/ca1/73/p-r-s/ とは操作方法を変えております。
製品版では省スペースを考慮してコントローラーを1つにしてますが、こちらは手元でon/offとドライブの両方をリアルタイムで操作出来るようにスイッチとノブを両方装備しました。

 
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 Curionの特徴はかなりの箇所に様々なアイディアが詰め込まれていて文章にすると読むのが嫌になってしまいそうなので、ご興味ある方はwebsite をご参照ください。スケールから始まって、ネックジョイントやヘッドアングル、ペグの配置、ナット厚、ブリッジの配置などなどたくさんあります。
 ただ1点ご注意がありまして、リンクのページはシステムの関係で表示価格が古いままになっております。現在なんとか修正を試みてますが、今のところショップページの価格が最新となります。
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ご購入はこちらのサイトからお手続きいただけます。1本きりですので、ぜひご検討ください。https://runeguitar.cart.fc2.com/ca4/75/p-r-s/
それではよろしくお願いいたします。
次回はいつものお役立ちネタに戻ります。


 


# by Rune-guitar | 2023-07-27 12:37 | Curion
 古い記事では何度かご案内してるのですが、修理の合間にギターの制作もやっております。ほとんど夜中にこちょこちょやっているので、1年に1、2本しか作ってませんが、今回1本だけ完成したのでその紹介をさせてください。

Curion2 NEW MODELについて_c0179274_01575838.jpg
 デザインはよくストラトと間違われるのですが、右半分がテレキャスターで左はそれを元にダブルカッタウェイのラインを取りました。ヘッドはテレキャスターではなく、テレキャスターベースやオリジナルプレシジョンベースをイメージした形になってます。つまりはそのテレキャスターベースのギター版みたいなコンセプトです。

 僕は元々ストラトが大好きなんですが、これまでの修理経験からストラトが先天的に抱える問題を何とかしたいというのがありました。そもそもストラトはその構造上カスタマイズがやり易く様々な改造が施されてきましたが、その結果長い年月の間にオクターブチューニングに限界が生じるという問題が出てきたんです。

 根本的な原因は1950年代の設計をそのままに、部分部分その都度近代化していった事でしょう。最たるはフレットの数とサイズです。元のフレットは幅約2mm、高さ約1mmの今で言うナローサイズ。フレット数は21。これが70年代頃から太いフレットが流行り、最大で幅2.7mm高さ1.4mmくらいまで大型化していきます。この時フレットの高さが0.4mmほど上がるのに伴って、当然ナットもサドルも上がる事になります。するとナットからペグ、サドルからブリッジへの角度がキツクなり結果オクターブピッチがシャープします。
 またフレットの数もギブソンへの対抗策か22Fに拡張されていきますが、この時にネックエンドとピックガードの形はそのままに指板だけの延長で22Fを追加した為に、ネックがボディーから上に飛び出すようになりました。つまりここでもサドルの高さが上がる事になり、オクターブピッチはますますシャープします。

Curion2 NEW MODELについて_c0179274_15313924.jpg

 この辺が顕著に現れたのがアメリカンスタンダードストラトが出始めた頃。最初から太いフレットで22F仕様。6弦の低音部でピッチがシャープしてサドルでは合わせられないとの問い合わせを何件かいただいた覚えがあります。まあこれは昔からよく言われていてアメスタ以前にも改造物などで似たような現象はありました。よく6弦のサドルはスプリングが切り詰められていたりしてましたが、その根本はナットやサドル上の角度がきつくなった(というか摩擦抵抗が増えた)事によるものと僕は考えてます。

 
 Curionではそこの改善をコンセプトの1つに入れていて、オクターブピッチ、取り分け6弦3FのG辺りがちゃんと出るような設計にしてあります。その為に既存(一般的なストラトタイプ)の設計から変更したのはスケール、ナット位置、ブリッジ位置、ネックポケットの深さなど複数個所に及んでいて、長年の改造によるツケを一気に払った感じです。おかげでコードのまとまりがアップして歪ませた時のうねりも少なくなっています。
Curion2 NEW MODELについて_c0179274_03191431.jpg

 そんなバックボーンを持つCurionというモデルに長年考えていたブースターを搭載して、ここでひとつ僕の中での区切りになった気がしてます。現場を選ばない。レトロなルックスの割に中身はハイエンドという相反するような仕様。その他あちこちに仕掛けを施したルーンギターオリジナルモデル。
ぜひお試しください。
お問い合わせは
mail@runeguitar.com までお願いします。

# by Rune-guitar | 2023-07-24 03:23 | Curion
 先日、ギターのスケールについて話す事があって、久々に楽しかったのでブログにも上げてみようと。
 今回は初心者の方に贈るアドリブについての話しです。


 誰しも最初はコピーから入って、憧れのギタリストのフレーズを数えきれないくらい繰り返し練習するけど、いつしか完コピしなきゃダメなん?てなって、特にライブ盤だとスタジオと全然違ったりするもんだから、うん、アドリブでいいんだ🙂となって、ではアドリブってどうやんの?てな流れで理論を小学校からやり直すケースが多いんじゃないかな。

 もっともやり直すというよりは、ほぼ新しく学ぶ感じでしたね。僕の場合は。楽典とか買ってね。
 でも実際の所はまずスケールを覚えて適当になんか弾くというのをたくさんやったように記憶してます。とにかく楽な方に。楽典は辞書みたいな物?
 要は音が外れてなければいいんですよ。最初はね。カッコイイかどうかはその後。

 そんな僕のスケールの覚え方。たぶんアドリブ初心者の方にもハードル低いと思うので、お役に立てるようであれば読んでみてくださいませ。


 まず初めに一応音階の仕組みを理解しておいてください。この世でもっとも有名なメロディー、ドレミファソラシドの秘密(?!)



 音程。音と音の間隔は音程差またはインターバルなどいろんな呼び方がありますが、音程差の基本は全音と半音の2種類です。ドとレは全音(1音)、レとミも全音、ミとファは半音。こんな風にメロディーは全音と半音の組み合わせで出来ています。
 先のドレミファソラシドは全全半全全全半という音程差であのメロディーになる訳で、ギターに当てはめると半音は1フレット、全音は2フレットの間隔で弾く事が出来ます。

 これを実際の押さえる位置で示したのがこの画像。
エレキギターの簡単なアドリブネタ_c0179274_01530087.jpg
5フレット辺りの1、2、3弦でドレミファ〜を弾く時に押さえるポジションはこんな感じ。3つとも同じですが、音の呼び方を変えてみました。
 お馴染みのドレミ〜はイタリア、CDE〜はドイツやアメリカ(発音は違うけど)、数字は音程差を度数で表したもの。ドレミのドを1(ルート)として、何番目の音かって考え方。調性に囚われないので便利。

 因みにこのメロディーはハ長調、keyCのスケールになります。ピアノで言うと白鍵の並びがこれ。keyCもしくはAmの曲なら、このポジションを適当に弾きまくればOK。これもアドリブ。各弦とも前後に同じスケール上の音があるので書き出してみるとよい。

 さて、このCまたはAmのスケール。とりあえずこのブロックで覚えちゃいましょう。ギターはポジションをズラせば移調が簡単に出来るので、そのまま2フレット上にズラせばそれはDまたはBmのスケールになります。


エレキギターの簡単なアドリブネタ_c0179274_02060793.jpg
 これは同じ形のまま12Fまでズラしたもの。ドがソまで上がりましたね。このまま弾けばメロディー的にはドレミファ〜と同じに聴こえますが、実際にはファの音を半音上げた状態になってます。

 つまり、keyCの楽曲まるまる全てのファ(F)をシャープさせれば、ハ長調からト長調に移調した事になるんです。もちろん全体を5度上げないと元のメロディーにならないけどね。
 それを表すのがト音記号の横の調号。ファの位置にシャープを付けてkeyを指定してるんです。


 ここでまたポジションを5Fに戻して、今度は押さえる場所を一箇所だけ変えてみます。
エレキギターの簡単なアドリブネタ_c0179274_02150042.jpg
1弦7Fのシの位置を6Fに下げます。調号ではシの所にフラットが付きました。これだけでスケール上はへ長調または二短調になります。keyFまたはDmですね。
 さっきと同様に2フレット上げればこれはGまたはEmのスケールとして使える訳です。12Fの時とはルート(この場合はGの音)の位置が異なりますが、スケール上は同じなので、これでGのスケールを2つゲット。
 更にそのまま12Fまでズラせば、それは再びハ長調、keyCのスケールになります。シャープもフラットも無く純粋にドレミファソラシドなんですが、メロディー的にはソラシドレミファソ。Cスケールをソから弾いたらこうなるってフレーズになっております。
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 先にも述べたけど、1枚目の画像にある3番目の図は、あえてポジションの数字を入れませんでした。音名も数字で代用。こうするとどのポジションでも考えやすくなるんです。長調のルートを1として、何番目の音がどんな役割を持つか解ってくると、アドリブで何を弾いたらカッコイイかが見えてきます。 



エレキギターの簡単なアドリブネタ_c0179274_02433664.jpg
 なのでまず今回はこの2つのポジションをスケールとして覚えてみてください。違いは矢印のトコ2か所。2重マルは長調の時のルートです。
 割りとよく使うポジションなので、コピーにも役立つと思います。これの半音の所を省いたスケールはペンタトニックスケールといって、アドリブの基本みたいなフレーズになります。調性がアバウトになるので、シンプルなロックでは王道フレーズだったり。

そして段々にルートの位置や5度の位置、その前後のポジションなんかも覚えていくと、なんとなくアドリブは出来るようになります。
てか、ロックとかだとほとんど手癖フレーズなんで、今までコピーしたネタをkey合わせて弾けばそれも立派なアドリブです。

 アドリブ出来ると音楽の遊び方が格段に広がるので、ぜひ皆さんトライしてみてね。

# by Rune-guitar | 2023-07-09 06:15 | いろんな事

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